「投資を始めたいけど、まず何をすればいいのか分からない」
そんな人も多いと思います。
私も最初から投資に詳しかったわけではありません。
投資を始める前は、Amazonで欲しいものをどんどん買ったり、コンビニでお酒などを気軽に買ったりしていました。
カード払いだったこともあり、買うときにはあまりお金を使っている感覚がありませんでした。
その一方で、「なかなかお金が貯まらないな」と感じていました。
そこで私は、いきなり投資を始めるのではなく、まずお金の使い方を見直すことから始めました。
今回は、私が投資を始めるまでに実際にやったことを紹介します。
1.まずは固定費を見直す
私が最初にやったのは、毎月の固定費を見直すことでした。
投資をするために食費を極端に削ったり、生活を我慢したりするのではなく、まずは「一度見直せば、その後も効果が続く支出」から変えていきました。
実際に私が見直したのは、主に次のようなものです。
- スマホを大手キャリアから格安SIMへ変更
- がん保険を解約
- 自動車保険を対人・対物のみの補償へ変更
- ブランドの服を買うのをやめる
これだけでも、年間で約13万円の支出を減らせました。
投資を始める前に、まずは「お金が貯まる仕組み」を作ることが大切だと思います。
格安SIMに変えて年間6万円
特に効果を感じたのがスマホ代です。
以前は月8,000円ほど払っていましたが、格安SIMに変更して月3,000円ほどになりました。
月5,000円の差なので、年間では約6万円です。
しかも、格安SIMに変えて感じたのは、単純に通信費が安くなったということだけではありません。
「今まで大手キャリアに依存していたけど、自分で安いサービスを探して選べるんだ」
という感覚になりました。
それからは、ネットショップで買い物をするような感覚で、「そろそろもっと安いところはないかな」と定期的に探すようになりました。
固定費を見直すことで、お金だけでなく、お金に対する意識も変わったと思います。
2.保険は「入るのが当たり前」を疑ってみる
次に見直したのが保険です。
私は社会人になったら生命保険やがん保険に入るものだと思っていました。
親からそういうものだと聞いていたこともあり、深く考えずに加入していた部分があります。
しかし、投資や資産形成について勉強する中で、
「本当にこの保険は必要なのか?」
と考えるようになりました。
そこで、まず公的な健康保険にどのような保障があるのかを調べました。
例えば、高額療養費制度があり、医療費の自己負担には所得などに応じた上限があります。
もちろん、医療費や収入によって自己負担額は変わりますし、すべての費用が対象になるわけではありません。
それでも、「健康保険にはこれだけの保障があるんだ」と知ったことで、民間保険について考え直すきっかけになりました。
私はがん保険を解約し、年間約2万円の支出を減らしました。
また、自動車保険も補償内容を見直し、対人・対物のみの補償に変更しました。
こちらも年間約2万円ほど削減できました。
もちろん、必要な保険は人によって違います。
家族構成や貯蓄額、収入などによって必要な保障は変わります。
だからこそ、「社会人になったら保険に入るもの」と決めつけるのではなく、公的な保障を確認したうえで、本当に必要な保障だけを考えることが大切だと思っています。
3.生活防衛資金を先に確保する
固定費を見直したからといって、削減したお金をすぐに全部投資したわけではありません。
私が大切にしたのが、生活防衛資金を投資資金とは別に確保することです。
私は現金で100万円を確保し、それには手をつけないようにしました。
病気やケガ、急な出費など、何かあったときに使えるお金を別に持っておけば、投資をしていても精神的な余裕があります。
そして、100万円を確保したうえで、それを超える余剰資金を投資に回すようにしました。
ここは、これから投資を始める人にも特に意識してほしいところです。
生活に必要なお金まで投資してしまうと、相場が下落したときに慌てて売ることになりかねません。
投資は余裕資金で行う。
私はこれを基本にしています。
生活防衛資金については、以前書いた「[投資を始める前に知っておきたかった3つのこと]」でも詳しく紹介しています。
4.余剰資金で投資の勉強を始める
生活防衛資金を確保したら、次にNISAや投資について勉強しました。
その中で出会ったのが、S&P500やオルカンなどの投資信託です。
投資を始める前は、投資信託という言葉すらよく分かっていませんでした。
勉強していくうちに、低コストのインデックスファンドに長期で積立投資する方法を知り、「これなら自分でもできそうだ」と思うようになりました。
投資信託やインデックスファンド、NISAについては、「投資初心者が最初に覚えるべき3つの用語をわかりやすく解説【実体験あり】」でも紹介しています。
そして2022年4月、月5万円から積立投資を始めました。
最初は、
「本当にこれでお金が増えるのかな?」
と半信半疑でした。
それでも、生活に必要なお金とは分けた余剰資金で投資していたので、焦らず続けることができました。
5.「お金が増える感覚」を楽しむ
投資を始めてから、私のお金に対する感覚は大きく変わりました。
以前は、ボーナスが入ったら欲しかったものを買うことが多かったと思います。
Amazonで買い物をしたり、コンビニでお酒などを買ったりして、カード払いなのでその場ではあまり気にしていませんでした。
でも、投資を始めてからは、証券口座の残高を見るのが楽しみになりました。
余剰資金を投資信託や高配当株に回していったことで、やればやった分だけ証券口座の残高が増えていく感覚があったからです。
もちろん、投資なので相場によっては残高が減ることもあります。
それでも、ただ貯金をしていた頃とは違う「お金が増えていく感覚」があり、それが投資を続けるモチベーションにもなりました。
S&P500については、私がなぜ投資を続けているのかを「私がS&P500を選び続ける理由|オルカンと比較して感じたこと【実体験】」で詳しく書いています。
投資を始める前に、まず「お金が貯まる仕組み」を作ろう
私が投資を始めて感じたのは、投資商品を選ぶこと以上に、投資に回せるお金を作ることが大切だったということです。
私の場合は、
固定費を見直す
↓
生活防衛資金100万円を確保する
↓
余剰資金で投資を始める
という順番でした。
特におすすめしたいのは、まだ格安SIMに変えていない人は、一度スマホ料金を見直してみることです。
私の場合、月8,000円から3,000円ほどになり、それだけで年間約6万円の余裕ができました。
そして、保険についても「社会人になったら入るもの」という常識を一度疑って、公的な健康保険にどんな保障があるのか調べてみることをおすすめします。
投資は、必ずしも大きなお金から始める必要はありません。
私自身、2022年4月は月5万円から始めました。
最初は本当に増えるのか半信半疑でしたが、少しずつ投資を続けることで、お金に対する考え方そのものが変わっていきました。
「投資を始めたいけど、投資するお金がない」
そう感じているなら、まずは投資商品を探す前に、毎月のお金の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
小さな固定費の削減でも、積み重なれば投資に回せる大きな資金になります。
私もここから資産形成をスタートしました。
最後に伝えたいのは、過度な節約をして、今を我慢しながら未来に備えましょうということではありません。
むしろ、今の生活を楽しみながら、まずは固定費を見直して無理なく余剰資金を増やす。そして、そのお金を投資に回して、少しずつ資産を増やしていく。
今を楽しむことと、未来に備えること。その両方を無理なく続けていくことが、私が考える資産形成です。
あなたもまずは、毎月の固定費を一つ見直すところから始めてみませんか?


