投資を始めたばかりの頃は、「どの商品を買えばいいのか」「どうすればお金を増やせるのか」と悩むと思います。
私も以前は、投資について今ほど深く考えていませんでした。
実際にFXを始め、50万円を160万円まで増やしたものの、その後10万円まで減らしてしまった経験があります。
この経験を通して、投資では「何を買うか」だけではなく、なぜ投資するのか、どれくらいの期間で運用するのか、どこまでの損失なら受け入れられるのかを考えることが大切だと学びました。
今回は、私自身の経験から、投資初心者が避けたいことを5つ紹介します。
1.目的を決めずに投資を始める
投資を始める前に、まず考えたいのが「何のために投資するのか」です。
例えば、
- 老後資金を作りたい
- 10年、20年かけて資産を増やしたい
- 数年以内に大きな利益を狙いたい
- 配当金を得たい
など、目的によって投資方法は変わります。
長期的な資産形成が目的なのに、短期間で大きな利益を狙う投資をしてしまえば、値動きが気になってしまうかもしれません。
逆に、短期間で大きな利益を狙っているのに、S&P500やオルカンのような長期投資向けの商品を買っていても、期待していた結果とは違ってくるでしょう。
投資商品を選ぶ前に、自分が何を目的に投資するのかを決める。
これは投資初心者にとって、とても大切なことだと思います。
2.人に勧められた銘柄を何も調べずに買う
ネットやSNSを見ていると、「この銘柄がおすすめ」「今はこの投資先が熱い」といった情報を目にすることがあります。
私も以前は、投資について深く調べずに、自分の感覚で始めてしまいました。
特にFXでは、株式投資のように企業について調べる必要はなく、為替のトレンドを読めれば利益を出せると思っていました。
しかし、今振り返ると、FXとはどういうものなのかを十分に調べないまま始めたことが大きな反省点です。
誰かがおすすめしているからといって、自分のお金まで同じように増えるとは限りません。
投資する前には、
- その商品は何なのか
- どのような仕組みなのか
- どのくらい値動きするのか
- どんなリスクがあるのか
- 自分の投資目的に合っているのか
くらいは、自分で確認しておきたいところです。
もちろん、調べれば調べるほど不安になって、なかなか投資を始められなくなることもあります。
だからこそ、最低限のことを調べたうえで、少額から始めてみるという方法もあると思います。
3.長期投資が目的なのに短期売買を繰り返す
長期的な資産形成を目的としているなら、短期的な値動きに振り回されないことも重要です。
例えば、20年、30年かけて資産を増やしたいと思っているのに、毎日の値動きを見て、
「上がったから売ろう」
「下がったから買おう」
と売買を繰り返してしまうと、当初の目的から離れてしまう可能性があります。
私自身、FXを経験したことで、このことを強く感じました。
FXでは為替の値動きを見ながら、短期的に利益を狙っていました。
50万円から始めて、160万円まで増えたときには、
「これで生計を立てられるかもしれない」
と思いました。
しかし、生計を立てるためには続けなければいけません。
その後もFXを続けた結果、最終的には10万円まで減らしてしまいました。
この経験から、長期投資と短期売買は、同じ「投資」という言葉でくくっても、考え方が大きく違うと感じています。
4.長期投資なのに暴落したときに焦って売る
長期投資をするなら、避けて通れないのが暴落です。
投資信託や株式は、ずっと右肩上がりで増えていくわけではありません。
大きく下落することもあります。
そんなとき、
「このままもっと下がるかもしれない」
「損失が大きくなる前に売ったほうがいい」
と不安になるのは自然なことだと思います。
ただ、長期投資をするつもりで購入した商品を、暴落したからという理由だけで売ってしまえば、長期投資を続けることが難しくなります。
私は現在、投資信託を中心に長期投資をしています。
もし今後、大きな暴落が起きたとしても、生活に必要なお金とは別の余剰資金で投資しているのであれば、私はむしろ**「買い局面かもしれない」**と考えたいと思っています。
もちろん、暴落したから必ず買えばいいという話ではありません。
大切なのは、暴落したときにどうするのかを、暴落する前から考えておくことです。
5.短期で大きな利益を狙うのに、長期投資の商品を買う
これは「S&P500やオルカンを買ってはいけない」という意味ではありません。
むしろ、長期的な資産形成を目的とするなら、私は低コストのインデックスファンドを選択肢の一つとして考えています。
ただし、投資の目的と商品の性質は合わせる必要があります。
例えば、
「1〜2年で資産を10倍にしたい」
という目的なのに、S&P500やオルカンのような長期的な資産形成を目的とした商品を購入して、
「思ったより増えない」
と感じても、それは商品が悪いわけではありません。
そもそもの目的と商品が合っていないからです。
一方で、短期間で大きな利益を狙う投資には、それだけ大きな損失を被る可能性もあります。
私はFXでそのことを身をもって経験しました。
50万円から始めて160万円まで増えたときは、大きな利益に目が向いていました。
しかし、その後10万円まで減ったときは、背筋が凍るような思いでした。
何も考えられないほどのショックでした。
今振り返ると、「大きく儲かる可能性」ばかりを見て、「大きく損する可能性」を十分に考えていなかったのだと思います。
短期で大きな利益を狙うこと自体が悪いわけではありません。
ただし、大きなリターンを期待するなら、それに見合ったリスクも考えなければいけません。
自分がどこまでの損失なら耐えられるのか。
そこまで考えてから投資方法を選ぶことが大切だと思います。
FXで失敗して学んだこと
私が投資について考え方を変えるきっかけになったのが、FXです。
2016年、私は50万円を元手にFXを始めました。
株式投資と違って企業について詳しく調べなくても、為替のトレンドを読めれば利益を出せると思っていたからです。
そして、実際に利益が出ました。
50万円だった資金は160万円まで増えました。
そのときは、
「これでFXで生計を立てられるかもしれない」
と思いました。
しかし、生計を立てるためには続けなければいけません。
その後もFXを続けた結果、資金は10万円まで減りました。
そのときは、背筋が凍るような思いでした。
何も考えられないほどでした。
一番まずかったと思っているのは、FXというものをきちんと調べず、自分の感覚だけで始めてしまったことです。
後になって、FXは株式などの長期投資とは異なり、短期的な価格変動から利益を狙う「投機」の側面が強いものだと知りました。
ただ、今振り返ると、実際に経験したこと自体は無駄ではなかったと思っています。
頭では「投機だから危険」と説明されても、実際に経験してみなければ本当の意味では理解できなかったかもしれません。
私にとっては、かなり遠回りではありましたが、投資について考えるきっかけになった経験です。
投資は自己責任。でも、調べすぎて動けなくなる必要もない
投資をする以上、自分のお金を増やすのも減らすのも自分次第です。
誰かに勧められたから買ったとしても、損失が出たときにその人が補償してくれるわけではありません。
だからこそ、自分のお金を投資する前には、自分で調べることが大切です。
「もっと調べてから始めればよかった」と後悔しても、お金がなくなってからでは遅いからです。
一方で、ずっと調べているだけでは、いつまで経っても投資への一歩を踏み出せないこともあります。
私自身も、投資を始めたからこそ分かったことがあります。
だから、最初から大きなお金を投資する必要はないと思っています。
まずは1万円からでもいい。
長期投資をするつもりで、S&P500やオルカンのような低コストのインデックスファンドに少額から投資してみる。
そして、実際に値動きを経験しながら学んでいく。
そんな始め方も一つの方法ではないでしょうか。
まとめ
今回紹介した、投資初心者がやってはいけないことは次の5つです。
- 目的を決めずに投資を始める
- 人に勧められた銘柄を何も調べずに買う
- 長期投資が目的なのに短期売買を繰り返す
- 長期投資なのに暴落時に焦って売る
- 短期で大きな利益を狙うのに、長期投資の商品を買う
私自身、FXで大きな利益と大きな損失の両方を経験しました。
その経験から学んだのは、投資では「どれだけ儲かるか」だけではなく、「なぜ投資するのか」「どれくらいの期間で運用するのか」「どこまでのリスクを受け入れられるのか」を考えることが大切だということです。
投資は自己責任です。
だからこそ、自分で調べる。
でも、調べすぎて一歩も踏み出せない必要もありません。
まずは無理のない金額から始めて、実際に経験しながら学んでいく。
それも、資産形成を続けていくための一つの方法だと思います。


